理学療法とは、障害を持っている患者に対して何かしらの力を加え、身体能力や間接、筋力などの回復を図ろうとする治療方法です。
温熱治療、水治治療、治療体操、ADL訓練が4大理学療法ともいえますので、以下にご紹介します。
温熱治療・・・熱を帯びたシリカゲルなどで患部を温めるホットパックやバイブレーションを加えたホットマグナー、電磁波によって患部を温めるマイクロウェーブ(電子レンジのようなもの)が代表的です。この他にもパラフィン浴や近赤外線療法、超音波療法がありますが、交通事故ではあまり行われないようです。寒くなると患部が痛むことがあると思いますが、温熱療法はその逆です。
水治治療・・・水の特性を生かしてリラクゼーションを目的として行われます。水の温熱効果や水流によってマッサージ効果を期待します。
治療体操・・・稼働域の拡大や筋力の増大による疼痛の軽減などを目的としたもので、わかりやすく言えば軽い筋トレです。
ADL訓練・・・治療体操と同じようなものですが、ADLすなわち日常生活動作を重点に置いた生活に必要な動作(歩行や排泄など)を訓練するものです。