牽引療法

牽引療法とは、頚椎や腰椎などの脊柱や手足を引っ張り、骨折や関節障害を回復させようとする療法です。牽引は大きく「直接牽引法」と「介達牽引法」といった2つに分けられますが詳しくは割愛します。

頚椎捻挫いわゆるむちうち症で多く行われるのは、「介達牽引法」のグリソン牽引というもので、頚椎の鎮痛、神経症状の改善、筋肉の緩和、椎間孔の拡大を目的として行われます。

牽引の強さは10キロ~20キロが一般的で、強すぎるのは正常な部位に影響を与えるので良くありません。また、意思の判断にもよりますが、急性期には牽引を行わない方針をとることもあります。